ウエイトリフティング・クイックリフト:スナッチでバーベルを握る力が強い人へ

[要約版]
ウエイトリフティングのちょっとしたコツ?

クリーンよりも手幅が広くなるスナッチではバーベルが持ち難くなるため強く握ってしまう傾向にある。

しかしバーベルを強く握ってしまうとバーベルの挙上のパフォーマンスが落ちてしまうなんてこともある。

バーベルを強く握るという握り方は、全部の指で力いっぱいバーベルを握っているのだと思う。

ウエイトリフティングやクイックリフトでは、実はバーベルはそこまで強く握らなくても良い。

大事なのは挙上するまでにバーベルが下に落ちなければ良いだけなので、そのための最低限の力の入れ具合で良いということである。

つまり何を言いたいかと言うと、全部の指でバーベルをしっかり握る必要はないということである。

これはすべての人に当てはまる訳でもないとは思うが、人間の体の仕組み上、またそれらが科学に落とされる前の技術上(古武術)などでの手法で「薬指、小指」を握りこむというものが有効な場合がある。

ウエイトリフティングやクイックリフトでは重量物を持つため中指まで使う必要があるが、少なくともクイックリフトではその3本の指で握るだけでかなり良い感じに脱力できる他、背中も使いやすくなる。

ウエイトリフティングの競技ではさらに高重量を持つため、その3本の指では支えきれないために人差し指と親指も使うが、これは力を入れて使うよ言うよりは、バーベルが握った手から抜けないように「留めバンド」的な意味合いで使う。
(握った親指の上に人差し指を乗せる形がウエイトリフティングの競技では良く使われる技法)

しかしこの時も人によっては親指と人差し指は握りこまない方がフォーム全体としてクオリティが上がることもある。

ちなみに少し小賢しいテクニックではあるが、親指と人差し指にうまい具合(ルール内で)にホワイトテープを巻けばこの「留めバンド」の効果はより良いものになる。

閑話休題。

中指、薬指、小指3本指で握る目的は、強く握ることでバーベルを腕で持ち上げてしまう形を防ぐことが目的であるため、ウエイトリフティング競技でも上手く使えればより効果的だということだ。

もしもバーベルを握って肩がすくんで力が入ってしまう、肘がどうしても上手く伸ばせない、プルの時にバーベルを振り回してしまうなどで悩んでいる場合、この3本の指だけで握ってバーベルを挙上することを試してほしい。

もちろん最初は軽重量で試さなければならないが、その形で上手く脱力出来ながら、且つスムーズに上がってきたのであれば、そのテクニックが使えるということなので悩んでいる方は是非一度試してほしい。

ただ、すべての人がこの方法で上手くいくという確証はないので(例外はもちろんある)、例えば上手くできない人で以下の条件を持っている人は試す価値はあるかも知れない。

それは「人差し指よりも薬指の方が長い人」である。

これは手の構造上の問題でもあり、例えばこの考察の著者は人差し指よりも明らかに薬指の方が長いのでこのやり方はてきめんだし、また人差し指が結構短いのでこの持ち方じゃないとできないという部分もある。

と言うことは逆に考えれば、人差し指の方が明らかに長い場合は、手の構造上機能的に中薬小指の持ち方がやりにくいというケースも当然ある。

なのでここで紹介する方法は万人に当てはまる訳ではないとも言っておく。

もちろんプロセスも大事だが、プロセスから導き出される結果のためのものであるため、そのプロセスがいくら良いと思われても、出したい結果が出せなければそのプロセスは正しくはない、と言うことも考慮しておかなければならないということである。

ただ、薬指が長い人でバーベルを腕で挙げてしまう人はぜひ試してほしい手法である。

以上。

2025.7.15 新規

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