ウエイトリフティングで上達するのにやっておいた方が良いこと:メモを取ろう2025.4.6記



かれこれ10年以上指導をしています。
そんな中での話になります。

皆さんメモは取りますか?
どんな形でも構いません、メモを取りますか?

結構な割合でメモを取らない人が多いと感じています。
これは指導をしている経験からだけではなく、自分が他の競技をやっている時も、ほとんどの人がメモを取っていませんでした。

中にはメモを取ることを否定するトレーナーなんかもいましたが、私の見解をしては「メモは取った方が良い」と思います。

今の時代、動画をメモ代わりにしたりすることもあるかと思いますが、そうではなく、少なくとも文字に起こす形のメモが良いかと思います。

メモの内容は問いませんが、その日やったことを言葉にしたためた方が良いとは思います。

その日やったメニューの重量やセット数やレップ数も書いた方が良いですが、そこに少しだけでも良いので、自分の頭で考えたその時のことを文章でメモすると良いと思います。

長年見てきましたが、メモを取る人は確実に上達していきます。

というかおそらく確実に上達する人は何らかのメモを取るのではないかと思っているところです。

大人になった人間が動作を習得していくプロセスとして、まずは大脳を使います。

手順を覚えたりやることを覚えたり、いったん記憶を大脳で行います。

そして大脳で考えた通りに動けるようになり、何度も反復練習をしてそのうち大脳で考えなくても動けるようになります。

これは動作を小脳という運動に関する事柄を記憶する場所で記憶したということになります。

小脳に記憶されると、大脳でじっくり時間をかけて考えなくても動けるようになります。

その「大脳への記憶」においてメモは非常に役立ちます。

メモをするということはインプットしたことを文字と言うものにアウトプットするということになります。

アウトプットするためには大脳への記憶をいったん引っ張り出して整理して、そして後で見てわかるように記憶を組み立て直します。

今持っている記憶を起こした文章で呼び起せるようなものをアウトプットしなければなりません。

人間は考え悩み苦労したものは結構覚えるものです。

また、後で見返すという目的で書いたものを見た時に思い出しやすくなるのです。

このようなプロセスは脳科学でも言われていることでもあるようです。

大人になったら、新しい動作はいったん大脳に記憶してからでないと習得できないと言われています。

なので大脳にしっかり記憶するためにメモをするのです。

そしてメモをするためにはその動作を何度も何度も繰り返す必要があります。

一度動いただけで記憶できるほど人間は都合のいいようにできていません。

短期記憶が強い人でも時間が経てば忘れてしまいます。

だから短期記憶で記憶したものをアウトプットして残しておくのです。

動画に関しては一見アウトプットしているように思うかも知れませんが、記憶での大事なプロセスの「情報の整理」を行いません。

記憶という点に関しては動画はあまり役に立ちません(しかし動画を撮ることは推奨はします)

動画で残すなら1セット終わった後に感想を残しておくとか、口頭でのアウトプットやもちろんそれもメモで構いませんが動画に対応したメモを残しておくと良いでしょう。

メモを取らなくてもある程度は習得できますが、メモを取りながらやってる人は確実に上達していきます。

日記でも構いませんので、メモを取ると良いですよ。

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