筋肉の断面積と筋力についての落書き付きメモ2

落書きイラスト付きの筋肉についての事その2。


ある程度の条件は書いたが。書いてあることプラス書き足すと

・天井は床から水平であり傾きは無い、その同じ天井面に筋肉Aと筋肉Bは固定されているものとする。
・筋肉Aの断面の直径をr、筋肉Bの断面の直径をr'とする時、r=r'である。
・筋肉Aの筋長をl、筋肉Bの筋長をl'とする時、l=l'である。
・筋肉の断面積は長さlまたはl'の間にあるどの場所で水平に切ろうとも、どこも同じ断面積であるとする。
・筋肉ABにはそれぞれ同じ重さの5㎏の錘が固定されてついているものとする。
・錘は常に同じ高さにとどまっているものとする。
・天井についている筋肉の断面と錘についている筋肉の断面は平行の関係にある。

この時、筋肉Aと筋肉Bの筋力は同じであるか。

もしも筋肉の断面積で筋力が決まればこれは「Yes」であるが、実際には「No」である。
これは考えればわかる事ではあるが、筋力を決めるためには条件が足りない。
それは「脳からの覚醒」である。
どちらか片方のみ脳からの覚醒があれば同じ筋力ではないし、どちらも脳からの覚醒がない場合は筋力はどちらも0なので等しい。

では、両方脳からの覚醒があれば同じ筋力と言えるのであろうか。
実はそれも上記の条件だけではそうとは言い切れない。
上記にない条件の方がおそらく筋力としては大事な要素であるのだが、それは一体何なのだろうか。

おまけではないが、次の場合はどうだろうか。


条件は少し変わる。

・天井は床から水平であり傾きは無い、その同じ天井面に筋肉Cと筋肉Dは固定されているものとする。
・筋肉Cの断面の直径をr、筋肉Dの断面の直径をr'とする時、r<r'である。
・筋肉Cの筋長をl、筋肉Dの筋長をl'とする時、l>l'である。
・筋肉の断面積は長さlまたはl'の間にあるどの場所で水平に切ろうとも、どこも同じ断面積であるが常にC<Dとする。
・筋肉CDにはそれぞれ同じ重さの5㎏の錘が固定されてついているものとする。
・錘は常に同じ高さにとどまっているものとする。
・天井についている筋肉の断面と錘についている筋肉の断面は平行の関係にある。

脳の覚醒の条件が加わると、どちらか片方にのみ覚醒がある場合は等しくないし、どちらも覚醒がない場合はどちらも0なので等しい。
では両方覚醒がある場合、筋力は同じなのだろうか。

脳の覚醒の他に筋肉の断面積だけで筋力を考えるのならば、筋力は違うはずである。
しかし明らかに筋肉CとDの断面積は違う。
これがもしもセオリー通りなら、もしも筋肉Cの断面積なら5㎏の重さを支える筋力は筋肉Cの断面積で十分である。
つまり筋肉Dの断面積はそれよりも大きいので筋肉Dについている錘はその高さに留まってはいないはずである。
逆もしかりである。

やはり筋肉を断面積で判断するにはいろいろと足りないし、断面積と言う要素はそこまで重要ではないのかも知れない。

以上、ここまで。

2020.01.31 新規

一覧ページへ

Kirita Production & Kieira Production Gym
サイト内の文章・画像の無断使用・転載などを禁止します。 Google+