ウエイトリフティング:実際の床反力の考察
今回の話は考察と言うか推測というか、著者自身の調査、研究、検証の結果からの話で、あくまでも個人的な話になる。
そもそもの信憑性や正確性には欠ける話なので、読み物としてお読みいただけたらと思う。
床反力について、理論的にはウエイトリフティングは床からの強い床反力の力を利用してバーベルを挙げているのは明白だが、それでは実際にどれだけの床反力を得ているのかの実際の数字は如何ほどなのかを考えたことはあるだろうか。
とある調査から「ヒトはそもそも理論で思い描いている圧力を床に掛けることが出来ていない可能性もある」と思わせるような現象に見舞われた。
一見の物理的な法則に反するようにも思えるが、もしかしたらそんな現象があるのかも知れない。
もしかしたら機械の誤作動なのかも知れないが、でもそれが誤作動ではなかったらと考えると不思議な話ではある。
今回の話の結論を言うと「床反力の為に発生させた力が一部行方不明になる」と言う事だろうか。
理論的には、自分の体重とバーベルの重さを利用して発生させた力は床にぶつけることでその反力を貰い、それによってバーベルを操作するというのがウエイトリフティングの力の仕組みである。
しかし、そもそもヒト由来で発生させた力が床に100%伝えることが出来ているとは限らない。
最も分かりやすいその理由としては「シューズや床にクッション性がある(ためそのクッションに一部力が吸収されてしまう)」である。
これは非常にわかりやすい物理的な法則に当てはまる話ではある。
しかし、そうではなくて、クッションがなくても100%伝わらない可能性があるのではないだろうかと言うのが今回話したいテーマである。
それが何故クッションがないのに力のロスが起こるのかは正直分からない。
ただその現象を実際に目の当たりにしてしまうと、今までの物理法則の使い方が正しかったのかどうかとすら思える。
取りあえずいろんな可能性を考えてみると、力を加える方向と受け取る方向が違う場合は確かに100%受け取れない。
これは普通に物理法則の範囲内である。
そうではなく、床に設置しているところの圧力が、理論的に行けば100なのに対し、実際に計測をしてみると60とか70とかだったりする。
残りの30~40はどこに行ったのだろうか。
後、余計にややこしくなる話をも一つ追加すると「重さ」と「圧力」は共通あれど違うものである、この点は今回の話を語る上では留意しておかなければならないのかも知れない。
そもそも、ウエイトリフティングでは床反力を得るために床に対して「圧」をかける訳だが、床に接着している面すべてがその圧をかけているとは限らない可能性がある。
物理的な法則では「かけた圧」と「床から戻ってきた力」は等しいはずである。
と言うことは圧をかける前に掛けたい圧がロストしてしまっている場合は当然床から受け取る力も小さくなるのである。
では、この「圧をかける前に力がロストする原因」は一体何になるのだろうか。
クッション性に関しては「圧をかけた時に初めて働くもの」であるためこれは当てはまらないのだと思う。
それでは一体ロストした力はどこへ行ったのだろうか?
前にどこかで資料を読んだことがある程度の記憶であるが、関節が動くときに少しだけ力のエネルギーにロストが起こることがあるらしい。
まずはこの可能性はあるのかも知れない。
軟骨のクッションとは違うと思った(うろ覚え)。
ただ、圧をかける以外での発生した力が、何かの力の為に圧をかける前にロストしてしまうことはない話ではない。
もしかしたらそのことなのかも知れない。
しかし、また違う可能性もあるのかも知れない。
そもそもヒトは静止している状態であれど、それならば床に一定の均等な力をかけ続けることが出来ているのだろうか、否。
ヒトは静止するのが苦手であり、立位の状態であれ全身が揺らいでいて、倒れないようにバランスを取りながら常に圧をかける位置を変えている。
この「揺らぎ」がもしかしたら力のロストに関係しているのかも知れないが、はっきりしたことは分からない。
そして、この誤差が床反力が100伝わらない理由の可能性もあり、最終的にはパフォーマンスに影響をしているのかも知れない。
それでは実際に、力を発生させたその力に対し、揺らぎでどれぐらい力が逃げるのか、その後クッションでどれぐらい力が逃げるのか、これは床反力を受け取った後も同じくらいに力をロストすると考えると、実際の床反力は思ったよりも小さい可能性もあるかも知れない。
ヒトは、一点あるいは特定の範囲に均等に力をかけるのは苦手なのかも知れない。
実は自分でも何を言っているのか時々見失う時があるが、今回はこうやって書くことで頭の中にあることを表面化させてみたというのもある。
この話は実際に結論はないし、あくまでも考察などの類なので、まずはここまでお読みいただきありがとうございましたというのが一番である。
そして、実は床反力についてはネットで調べるとちゃんと項目としてあるのだが、今回体験した現象はそれを疑ってしまうような内容だったのでした。
また何かあったら、もう少しまとめられそうだと思ったら更新するかも知れません。
このような内容の為、正確な情報ではないためご注意ください。
以上。
2024.4.14 新規
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