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ウエイトリフティングにおけるパワーベルトの活用方法


★ポイント:腹圧に意識を持っていかなくてよい分、背中の使い方に集中できる

特にウエイトリフティングでのパワーベルトの活用法になります。

本来、パワーベルトと言えば、腹圧を高める・腰を痛めるリスクを下げる・脚力を上げる、などがよく知られているところだと思いますが、体の使い方という面から見ると、もう一つ非常に良い使い方があります。

それが「背中の使い方に集中できる」です。

背中の意識は「長い時間」必要になる

特にウエイトリフティングでは、背中のアイソメトリック的な、姿勢を保つための筋肉の使い方が大事になってきます。 (もしかしたら私の教えるやり方だけかも知れませんが、でも背中が使えないと腰を痛めます)

しかし、例えばクリーン一つとっても、最初のうちは意識をしないとならないことがたくさんあります。 その中には、短い時間だけ意識すれば良いものもあれば、長い時間意識をしていないとならないものもあります。 短い時間だけで良いものは、その動作さえ終わってしまえば意識は不要です。 一方で長い時間意識をしていないとならないものは、ずっと集中していなければなりません。 (とはいえクリーンなどは動作そのものが短いので、ヒトが体感する時間としてはあまり差はないのですが)

姿勢を保つ動作は、その中でも「長い時間の意識」が必要になるものであり、初心者などはほぼ途中でその意識が抜けてしまいます。

そこでパワーベルトを使う

そこで、背中の意識に集中したい場合に、パワーベルトを使うのです。

パワーベルトと言ってもウエイトリフティング用のものというのは大前提ですが、このベルトを正しく着用することで、一旦は意識を背中に強く持っていくことができます。

何故背中に意識を持っていけるのかというと、パワーベルトを使うことで「腹圧」を自分で作らなくて良くなるからです。 つまり、そこに意識を使わなくてよくなるからこそ、背中に意識を持っていきやすくなります。 言い替えれば、腹圧を自分で作る場合はそこにも意識を持っていくということになる訳ですね。

ということで、こうすればウエイトリフティングにおける背中の使い方を自分の頭でしっかり捉えることができます。 そこで初めて「あ、自分背中使えていなかったんだ」と気づく人もいます。 (ただ、背中がそもそも動かない人はパワーベルトをしようが動かないので気づけない、ということも可能性としては考えておかなければなりませんが)

ただし常用はしないこと

ただ、軽・中重量でのパワーベルトはあまりお勧めしません。 何故かというと、自分で腹圧を作れなくなるからです。 それはもちろんベルトに頼ってしまうから。

目安としては、5レップ以上できるような重量であればパワーベルトは使わない、というくらいで良いと思います。 その重量帯は本来、自分で腹圧を作る練習をしておくべきところですので。

ただ高重量を扱うような選手クラスの場合は、ケースバイケースで使うようになります。 選手クラスの場合、自分で腹圧が作れる状態で且つパワーベルトを着用するということが成立できるから、パワーベルトを状況に合わせて使います。

選手でもスナッチなどはパワーベルトを使わない選手もそれなりにいます。 ウエイトリフティングにおいては、どんな状況でもパワーベルトが有効とも限らない話でもありますが、それはここでは関係ない話ですので割愛させていただきます。

クイックリフトトレーニングとしてクリーンなどを行う場合は、背中の意識ができればパワーベルトはない方が良いです。 目的次第といったところでしょうか。

パワーベルトにはそんな活用方法があるという話でした。


以上。

2026.9.5 新規


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